柚の家 -ゆずのいえ-
人生を変えた「運命の猫」柚との出会い【猫カフェ 柚の家】
昨年5月由利本荘市初となる猫カフェが誕生した。
開店から1周年を迎えたという猫カフェ「柚の家」。カフェ開業が多い中2016年5月由利本荘市に初となる猫カフェをオープンし、猫と触れ合いながらゆっくり過ごせる自分癒やしの時間を提供。自宅で猫とまったり過ごしているような空間にしたい、とオーナーの伊藤昌子さんは新たな癒やしカフェを立ち上げた。
【話題】開業して1年、来店人数は3,000人突破。
もともと営業職の仕事をしていた伊藤さん。
まさか2年前の自分が猫カフェをOPENするなんて夢にも思ってなかったという。
それもそのはず、伊藤さんはこれまで営業職を行っておりカフェに関する知識・資格をもっていなかった。
しかし28年12月に「由利本荘市に猫カフェをつくろう」と決意、その直後に「資格を取ろう」と勉強し3ヶ月後には資格を習得した。
更にその後3ヶ月後起業し現在に至ったという。
開業して1年、あっという間に来店人数は3,000人を超えた。
開業と聞くと特殊な能力がある方だけや、長い間勉強した方ができるもの、そんなイメージがあるが
伊藤さんに至っては決意からわずか6ヶ月でスピード起業出来たのだ。
しかし何故、突然猫カフェを開業しようと思ったのか、
何故普通の営業職だった彼女がスピード起業ができたのか。
他に誰か協力者やノウハウを教えてくれた方が居たのだろうか。
色々聞きたいことはあるが、その前に皆さんは「猫カフェ」とは何かご存知だろうか。
【新コンテンツ】現代のストレス緩和・癒しの新世界「猫カフェ」
普通のカフェとの違いは何と言っても猫がいること。それも40匹ほどの猫に囲まれる空間は他にはない。
ウトウト眠そうにしている猫だったり、膝の上に登ってきたりと
猫たちのしぐさを見ているだけで心が和んでくる。
また、猫がゴロゴロと喉を鳴らす音には、人間の脳をリラックスさせる作用があると科学的にも認められているそうだ。
【ニーズ】人といるのがストレスという現代
最近「家族でも友人でも恋人でも、とにかく人といるのがストレス」という声を聞くことがある。
心の通うコミュニケーションで「心のガス抜き」や「人付き合いの疲れ」から開放されたいと思う人が増えているのではないだろうか。
誰かといてもスマホで連絡がきたり、ネットから情報が入ってきたり、現代は一度に脳に入ってくる情報量が増えた。肉体労働より頭脳疲労が大きくなってきている。こうして動物と触れ合うことで脳がリラックス状態になり心身共に心地よく感じる。現代のストレス社会にマッチした癒しの新サービスが「猫カフェ」といえる。
【ツンデレ萌え】気まぐれだけれど、甘えん坊。猫の魅力
読んでいる雑誌の上に乗ってくる、視界をわざと遮るように座ってくる…など、普段はそっけないのに自分が甘えたいときに甘えてきたり、静かにすり寄ってきては側にいる、とこの「自由さ」と「かわいらしさ」ではないだろうか。
▼柚の家の猫は懐っこく「ここは私の座布団」と言わんばかり自ら膝の上に登ってくる
また、猫を飼いたいけどアパート暮らしで飼えないという方や
今後猫を飼いたいなと思っている方が、実際に触れ合うことで、どのような種類の猫が自分には合っているのか疑似体験ができる。
ペットショップでは見た目や価格だけで購入を考えなくてはいけないが、猫カフェでは一緒に遊んでどんな子か理解した上であなたの生活ペースにあった種類など検討することができる。オーナーの伊藤さんは里親募集についてや猫の飼い方の相談にものってくれる。
【遊びかた】はじめての「猫カフェ」
服装は動きやすい格好、猫の毛がつきにくい素材の服がベスト。
料金は入場料が1,080円(ドリンクバー:324円、猫のおやつ324円)、延長15分ごとに216円の課金制。
1.入店後アルコールによる消毒の後、猫とのマナーや遊び方、注意事項などの簡単な説明書がテーブルに置いてあるので黙読。
2.荷物は入ってすぐ奥にあるクロークに入れる。(貴重品などは自己管理となる)
3.好きな場所で猫と自由にくつろぐ。
おやつをあげたり、膝にのせて撫でてあげたり、オーナーとおしゃべりしたり、撮影したり…満足したらお会計という至ってシンプルなシステムだ。
また、1人の時間を楽しむことができるので「はじめて」の方や「お一人様」も気軽に足を運べる。
場所:由利本荘市一番堰34-13(グランマート一番堰の裏あたり)
TEL:090-8617-8715
営業時間:午前10時~午後8時(最終入店:午後7時)
※子供同伴可
【詳しい情報はこちら】
このような新癒やしカフェが由利本荘市に誕生したのはとても嬉しいニュースである。
では、ここで先程の疑問「なぜ伊藤さんは猫カフェを開業しようと思ったのか」伺ってみた。
すると側にいた一匹の猫を指差して
「この子と出会ってから私の人生は振り回されっぱなしなんです。笑」と話してくれた。
【4つの運命】人生を変えた「運命の猫」柚との出会い
ことのはじまりは同級生からの一本の電話。
「公園で捨てられている猫を発見したんだけど、うちには連れていけない…昌子は飼えないよね」
顔も見ていない、どんな姿かもわからない、でもなぜか私は即決で
「すぐ迎えに行く!」と言って公園へ向かっていました。
この時の感情は今でも不思議に思うんですが、その子猫は私が助けるという使命感みたなものでいっぱいでした。
子猫は小さな身体で一生懸命自分を守ろうと必死で「ぎゃー」と大きな声で鳴いていましたが
「もう大丈夫だよ」と抱きかかえて自宅へ連れて帰りました。
これが「運命の猫」柚(ゆず)との出会い。
▼保護された時の柚(ゆず)生後2ヶ月ほど
そもそも、捨て猫や困っている人は放っておけない性分というか…
大きな犬が倒れているときも「噛まれるよ」といわれ、それでも気にせず助けにいったりと、、、
子供の時から何かと世話好きで、正義感が強かったり、思ったことはすぐに行動にしたり、反対する人がいても自分の思う信念を貫くという性格かもしれません。
義理のお母さんが
「何か周りの人と違う行動にでると”やめたほうがいい”と反対する意見が出る。その反対意見で迷うくらいならやるもんじゃない。」
その言葉を聞いてから、自分の直感や信念を信じて進んでいくと決意したんですね。
猫も植物もしゃべれないじゃないですか。
その分こちらが気持ちを察して行動していかなければいけないと思うんです。
例えば、猫が大切にしていたものにじゃれて壊してしまったとする。
そこで猫に対して「なんてことをしてくれたんだ!」と怒るのは違うんじゃないかって。
それは猫がじゃれてしまう所に置いた自分の責任であって、反省するべきは自分なんだと考えます。
猫や犬は1匹で生きていけません。だからこそ誰かが(私が)守っていかなければいけないと感じるんです。
そんな思いが働いたのか、柚は私が助ける。という使命感でいっぱいだったのかもしれません。
しかし柚と出会ってからというもの、生活が少しずつ変わっていったんです。
まず1つ目、動物との出会いが多くなりました。
【運命.1】2匹の 〜「死んだ猫」と「生きた猫」〜
その日、時間は24時になろうとしていました。
私は結婚式の二次会が終わり友人を車で送り届ける途中でした。
真っ暗な道路の真ん中に動くものを発見、スーパーの袋?いや、生き物だ…。
車で通りすぎそうになったが、ライトで照らされたシルエットをみて降りずにはいられませんでした。
猫だ。
猫がうずくまっている。
「まさか…」と思いながら近づくと嫌な予感は的中。
死んでいました。
その死んだ猫にぴったりと寄り添って離れない猫がもう一匹いたのです。
きっと兄弟なんじゃないかな、同じくらいの大きさの子猫でした。
それが2匹目の猫「奏(そう)」との出会いです。
▼保護された奏(そう)を抱きしめるかのような柚(ゆず)
【運命.2】柚が奏を逃した…?
奏は柚のことを母親だと思ったのだろうか。
2匹はすぐに仲良くなりました。
このまま平和日々が続くと思っていた矢先…今度は奏が行方不明になったんです。
網戸はしっかりしめていたはずなのに、なぜか空いていて、
その網戸の外側から柚が「にゃー」っと鳴きながらこちらを見ていました。
「柚!奏はどこ!?…まさか外に?」
柚が網戸をあけた?奏を外に逃したの?なんで!?
その時はとにかく奏を探さなきゃと家を飛び出しました。
近所を走り周り、周辺をくまなく探したけど結局その日は見つけることができませんでした。
それでも、田舎だしすぐに見つかる、そんな気持ちでいたんです。
周りの家への聞き込みや、ポスター張り、猫がいそうなところ…ありとあらゆるところを探しました。
するとだんだん近所では「まだ奏ちゃん見つからないの〜?」「あ、猫の人だー」
なんて声をかけられるようになっていて…そこでまた不思議なことが起こったんです。
【運命.3】たくさんの猫との出会い
奏を探し始めてほどなく
「このねこ奏ちゃんじゃないか〜?」という情報が私のもとに集まりだしました。
やっと見つかった!とはやる気持ちで現場に向かうのですが、
「あぁ、また奏じゃない…」そこに居るのは、いつも”奏”ではない捨て猫でした。
それでも捨てられている猫を目の当たりにして「違います、さようなら」なんてできなかった。
「奏じゃないけど、連れて帰ります」
いつしか私のとろには保護猫が増えていきました。
▼柚と一緒に奏を探している実際の写真
▼たくさんの保護猫が増えていった様子
【運命.4】柚の作戦。猫カフェのアイディア
こうしてたくさんの保護猫がウチに住むようになっていきました。
「猫の家」なんて子供たちから呼ばれたりして、知らない人が訪れて猫を見ていく…なんてことも。
10匹目の猫を保護した時にある思いがこみ上げてきました。
「そうだ!どうせだったらカフェにして、この地域の憩いの場にできれば…」
「奏」の情報だって集まりやすくなるかもしれない!
あれから4ヶ月ほど経ちましたが私はまだ諦めていませんでした、「奏」は必ず見つかる、見つけると信じていたんです。
(それがどんな形でもいい、生きていなくても…)
「今奏はどこで何してるの?柚は知ってるんでしょ…?」
あれから柚に問いかけることが日課となっていました。
なんとなく、柚は奏の居場所を知っている気がしたんです。
▼問いかけても知らんぷりな柚
それからすぐにカフェ経営の猛勉強をスタート。資格取得の為にとにかく必死の毎日でした。
でも苦ではありません、たくさんの猫を守りたいという一新からかエネルギーみたいなものが湧いてきたんです。
その3ヶ月後無事に試験に合格し、決意から6ヶ月後には「猫カフェ」をOPENすることができました。
「猫カフェ」をOPENできたことは【大きな奇跡】だったのですが、
実はこの3ヶ月前に【もっと大きな奇跡】が起こっていました。
またいつもの「この猫奏ちゃんじゃないか情報」が私のもとにやってきた日のことです。
いつものように現場に向かいその猫を見た瞬間、私は腰が抜けるような感じで地面に座り込んでしまいました。
身体に力も入らない…涙で前は見えないし、震えるような感覚を今でも忘れません。
「奏…」
そこにいたのは奏。
なんとOPENの3ヶ月前に奏が帰ってきたんです!
こうして「運命の猫」柚に出会ったことで私の歯車は猛スピードで動き出し、
たくさんの猫との出会いがあり(無事に奏も帰ってきて)猫カフェをOPENというスピード開業となりました。
なのでカフェ名は「柚の家」、これしかないなと。笑
そして本当のオーナーは柚なんじゃないかなと思ってます。
今までのことも、これからのことも全部柚にはお見通しのことで、柚の作戦なんじゃないかなって。笑
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こうして【4つの運命】によって「猫カフェ 柚の家」をOPEN、伊藤さんの人生は大きく変わった。
そして、その4つの運命が起こったのは【運命の猫】柚に出会ったからだという。
▼「木内駿太郎」さん作:猫カフェ柚の家の看板 (左:再び一緒になった柚と奏)
何もかもがうまくいったように見えるが、奏の捜索で多くの猫と出会う中「猫の殺処分の現実」を目の当たりにしたという。
“平成27年度では全国で32,702匹の成猫と、47,043匹の子猫が殺処分された。
その多くは飼い主による飼育放棄が原因と言われている。
猫の殺処分は、通称「ドリームボックス」と呼ばれる殺処分用の収容施設で5~20分かけて炭酸ガスで窒息死させる。”
▼「眠るように安らかに旅立てる」という意味をこめて作られた「ドリームボックス」
※観覧注意「ドリームボックス」で検索すると衝撃的な画像が出てきます。
伊藤さんはそんな猫を少しでも減らしたいと病気の猫でも保護することをためらわなかった。
しかし現実問題「高額な医療費」が重くのしかかってきたという。
なんとか少しでも多くの猫達を救いたい、との思いから新たな取り組みとしてクラウドファンディングを試みた。
【成功事例1】クラウドファンディング〜猫たちの治療費を集める〜
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、
インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。
<サービス例 Readyfor(レディー・フォー)>
一匹でも多くの猫を救いたい。
伊藤さん「現在39匹の猫たちがカフェにいますが、健康な子ばかりではありません。病気で角膜に穴が空き目の中が飛び出してくる子猫。尿路結石やアレルギーの猫。今後も継続的に治療を必要としています。
この子たちのためなら何でもすると決めていたので、すべての猫の治療や手術を行いました。しかし、現実はそう甘くなく想像を超える医療費がのし掛かってきました。」
スタッフと二人三脚で運営してきたが、これからの治療費を賄いきれそうにない。
秋田県の猫たちを救うためにクラウドファンディングにてプロジェクトを立ち上げた。
結果:目標金額を上回るプロジェクトが成立
結果総支援額:2,029,000円
支援者数:167人
▼高熱と結膜炎で苦しそうな猫
私も何かできないかな。とお考えの方へ
日々の活動に必要な猫ごはん支援の募集を行っています。
【応援】猫ごはんの支援
猫カフェ 柚の家は元気な猫がいて成り立つもの、そして「ご来店されたお客様の心を元気する」というコンセプトがある。
猫のごはんはいくらあっても足りることは無い、1日3kgのごはんを食べる食欲旺盛な猫達に不憫な思いをさない為にもごはんの支援が一番助かるという。
猫ごはんのご支援・ご検討にあたっては以下の募集を行っている。
1.ブリスミックス 猫用
2.サーモン&ガルバンゾー 猫用
- お送り先
- 〒0150852 秋田県由利本荘市一番堰34−13
- 電話
- 090-8617-8715
- オーナーコメント
- 支援いただいた方へは柚の家よりささやかではありますが御礼をさせて頂きたいと考えております。
<御礼の一例>
・伊藤さんよりお礼のお手紙
・猫ちゃんの写真(数枚)
・「柚の家」1時間無料チケット
上記猫ごはんを支援してくれた方には伊藤さんからの感謝のお手紙や「かわいい!」「萌え〜」といった猫ちゃんの写真が届けられる。自分にも何かできないかな、という方はまずは猫ごはんの支援から始めてみてほしい。
【成功事例2】ソーシャルメディア〜猫の里親を見つける〜
また「より多くの人に募集を見てもらうために」と
いち早くSNSの力を利用して猫の里親募集の取り組みを行った。
当時里親募集投稿ができるサイトの数も、閲覧者数もまだ少なかったのだがFacebookにて拡散を開始したところ予想を超えるシェア・反響が返ってきた。
迷子の犬の情報や、拡散や協力が必要な情報など
柚の家ではフェイスブックを積極的に活用し情報発信に力をいれている。
秋田県!猫の殺処分が過去最少の499匹に
秋田では例年0~26匹だった譲渡数が177匹と急増し
引き取る数が減り、譲渡する数が増えた結果、処分数は前年度の719匹から220匹減ったという。
この内容から伊藤さんの活動が実を結んでいるのは間違いないのではないだろうか。
▼魁新報「秋田県内の猫の殺処分が過去最少」の記事
こうした活動を続け気づけばあっという間に1周年を迎えた「柚の家」
1週年記念の日には秋田のご当地ヒーロー超人ネイガーの仲間『ゆるキャラネイガー』がお祝いに登場した。
【祝1週年】超人ネイガーの仲間『ゆるキャラネイガー』がお祝いに
当日はABSラジオの生中継が入ったり
ご来店頂いたお客様全員に『柚の家・1時間チケット』をプレゼントしたり様々な企画を行い盛り上がったという。
▼様々な活動からメディアにも掲載
<以下伊藤さんの言葉>
柚による奇跡の連続でOPENから今まで走ってきましたが
あっという間に1周年を迎えることができました。
振り返ると3000人もの方がこの場所に訪れてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも人と猫が寄り添える場所、
幸せな気持ちになれる時間、
ひとつひとつ、ご縁を大切にしながら皆様に愛される猫カフェでありたいと思っています。
そして今後も”猫と人が幸せに暮らせる秋田”を作っていく為に
新たなチャレンジとして人の心を癒す「キャットセラピー」に取り組んでいきたいと考えています。
【未来】人の心を癒す「キャットセラピー」を医療・介護の現場に
キャットセラピー(アニマルセラピー)とは
認知症患者や障害児、精神疾患を抱える人たちが、
猫の存在によって少しでも回復に向かったり、心を開きかけたりする介在療法の1つ。
高齢者の多い秋田では医療・介護で悩みを抱える方が多いと感じているという伊藤さん。
そういった施設・病院で何か救いになる活動はできないかと「キャットセラピー」の周知を構想している。
伊藤さん談
「動物と触れ合うことで癒し効果を得られる「動物介在活動」というものがありますが
秋田ではまだ行っている事業者は多くありません。
動物とふれあうことによる情緒的な安定を主な目的に、
私と猫数匹が高齢者福祉の現場に訪れ参加者と楽しめるプログラムを実行し
精神的、身体的機能、社会的機能の向上に繋げたいと考えています。
また、小学校などの教育現場で猫たちと触れ合いながら
命の大切さを子供たちに学んでもらう活動も行っていきたい。
そうしたことで少しでも捨て猫が減り、
ゆくゆくは【秋田で猫の殺処分をゼロに】出来るよう活動していきたいんです。」
秋田では秋田県知事の佐竹敬久氏も猫好きとして有名である。
また、猫にまつわる店舗や建物などもあり、猫好きな人にとってこうした活動が秋田で広まるのは嬉しいことだ。伊藤さんの考える「猫の殺処分ゼロの秋田」もそう遠くない未来ではないだろうか。
▼里親募集を次々に行う伊藤さんの勢いは止まらない
伊藤さんの行動力や柔軟な考えが今後の秋田の猫を救っていくのではないかと問いかけたところ
「いえいえ、全ては柚が導いてくれたことなんです。
きっとこれからも柚が何か私に試練を与えてくれる、私はその運命に従うだけなんです。最初に柚と出会ったのも彼女からの”SOS”だったんだろうな〜って」
そう笑いながら答えてくれた。
▼「私がにゃにか?」と言わんばかりの柚
〜人生を変えた「運命の猫」柚との出会い〜 終わり 〜
▼今回の主人公「柚」に会いにいける♪
【秋田 猫カフェ「柚の家」について詳しくはこちら】
【編集後記】
こんばんわ。irokoです。
第二話〜人生を変えた「運命の猫」柚との出会い〜はいかがだったでしょうか。
ここを見て頂いているということは最後まで読んでくれた…ということで良いのかな…?(不安げ)
だとしたら嬉しいですね〜^^わ〜い(ゆるい…)、ありがとうございます。
この記事を作成している時に殺処分の部分で調べていたところドリームボックスについての現実問題が見えてきてしまいました。
お亡くなりの衝撃映像が出てきて、猫が好きなirokoは冷や汗だらだらと青ざめながら記事を書いてました;;メンタル消耗…
でも真実を知れてよかったかな…とも思います。
そんな中!嬉しいニュースも発見しました、
全国の動物殺処分が増えていく中で「秋田県内の猫の殺処分が過去最少」というGoodニュース!
これは間違えなく猫知事さんのおかげ&伊藤さんのおかげですよね!(キラキラ)
499匹ってめちゃめちゃ少ない。めちゃめちゃ少ないのです!(大事なので2回w) 秋田すごい〜!!
そしてインタビューしながら伊藤さんの人生についても色々話して貰いました!それはまた別な衝撃的な内容でした!;;
人ひとりの生き方や考え方はこういった経験から出来上がってくるんですね。(意味深)
irokoも自己パーソナルを鍛えてぶれない考えやアイデンティティをもつ人間で有り続けたいなーと改めて思ったのです。
長い期間になりましたが伊藤さんにはたくさんお付き合い頂いて感謝でございます。(ねッ、伊藤さん!)
最後の最後に柚ちゃんと奏ちゃんのグラビアです^ω^v きゅんキュン
さて、第三話は農家に新たな切り込みをいれている農業女子こと「はるか」ちゃんの物語をお届けします。
もしもあなたが農業をお仕事にすることになったら何をしますか…?
守りますか。攻めますか…?
…引っ張りますか?
お楽しみにです。
コメント3件
秋田の由利本荘市にこんなところが!!という感じで驚きました。そして開業に至るまでの経緯にも驚き…オーナーの猫を救いたいという純粋な気持ちが伝わってくる。自分も動物は好きだけどここまではできないなぁ。是非いってみたい
由利本荘市に猫カフェ!!
しかも3000人!!すごいですね!!
わたし、ねこ・・・というか動物全般触れないんですが、いつか、なんかご協力できないかなぁ・・・と呼んでて思いました~~~いいお話です~~
私も猫を始め動物が好きですが、現状は飼うことができません…
でも将来飼うなら保護施設などから引き取ろうと考えていたところで、この記事を拝見しました。
実際に生き物を育てていくのは本当に大変なことで、でも命の大切さに気付ける素晴らしい経験だと思っています。
しかも、自宅に留まらずカフェとして立ち上げてしまうとは!更に支援活動まで…!
本当に優しい方なんだなと思いました。
まだまだ世の中には無慈悲に動物を捨てたり暴行を加えたりと心無い人も多くいますし、
まず動物がのびのびと生きられる環境があまりにも少ないのが日本だと聞いたことがあります。
こういった活動がどんどん増えて、動物にとっても生きやすい日本になるといいなと切に願います。